三国山脈周辺(群馬) 泉山(836m) 2020年10月25日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:20駐車箇所−−5:31 沢横断−−5:42 廃道−−6:06 泉山−−6:25 廃道と分かれる−−6:30 沢横断−−6:37 駐車箇所

場所群馬県利根郡みなかみ町
年月日2020年10月25日 日帰り
天候
山行種類籔山?
交通手段マイカー
駐車場上水道施設前に駐車余地あり
登山道の有無無し
籔の有無ほぼ無し。伐採地のみ若干の灌木藪あり
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント意表を突いて山頂西側の810m肩を経由する破線で往復。林道の位置が予想とは少し違ったが概ね計画通り歩けた。山頂標識皆無なのにはちょっと驚き。最近は日本海側の激藪に辟易していたが関東の低山は藪が薄くて大助かり




上水道施設横に駐車 林道分岐は左へ
伐採斜面から斜面に取り付くことに 空には金星
斜面の藪は薄く歩きやすい 尾根に乗ると明瞭な廃道が登場
810m肩で南の尾根に乗り移る。獣道あり でかい倒木。北側を巻いた
山頂への最後の登り。ここだけ低い灌木藪 南西尾根に乗ってから山頂へ
6時前に日の出 皇海山
泉山山頂(836m峰)。山頂標識無し 770m鞍部付近の岩
この尾根も藪は無く歩きやすい 往路の廃道に合流
往路と同じ個所で廃道を離れて尾根を直進 適当な所で北に進路変更、斜面を下る
最後は伐採地を下る。棘付き灌木あり 横断した沢。ほとんど水は無い
沢沿いの林道。増水で完全崩壊 沢は大規模な土石流の跡
沢沿いの林道はこの通り 沢から離れると林道はしっかりしているが路面は荒れている
駐車箇所到着。左の家は廃屋だろう 上水道施設


・泉山は赤谷湖の南側に位置する。以前登った高畠山と尾根続きであるが、尾根の末端近くにあるので標高はもっと低い。地形図を見ると北側に林道が描かれており、これが山頂へ最も近い車でのアプローチだろう。山頂には2つのピークがあるが、東側の828.3m三角点峰よりも西側の836m峰の方が高いので、そちらを山頂とした。

・群馬に行くのは久しぶりで菅平、鳥居峠を経由して現地入り。目的の林道入口は泰寧寺近くの火葬場であったが手で動かせる車止めがあり通行止め状態。そもそも車止めなどなくても林道は廃道化して草ぼうぼう、普通車で入る気になれないレベルであった。

・このまま廃林道を歩いても良かったが、地形図を見るとさらに北側の林道及びその先に延びる破線が山頂に達しているのが目に入った。もしかしたらこちらの方が車で高度を稼げるかもしれないのでそちらに転進するも、標高670m付近にある上水道施設より先は林道が荒れて普通車では入れない状態であった。最初の林道まで戻るのが面倒でここから登ることにした。唯一の駐車余地は上水道施設前。林道の反対側には廃屋らしき建物と駐車スペースがあるが私有地の可能性もあり駐車はやめておいた。

・林道を歩くとすぐに分岐あり。地形図に出ている林道分岐だろう。地形図通りに直進(左)を選択。その先はさらに路面が荒れて倒木もあり、少なくともこの数年は車が入っていないようだった。しかしこれは序の口で、左手に流れている沢に林道が接近した区間では近年の大雨の影響だろう、沿岸が削られて林道が完全に消え去っていた。広範囲が荒れた河原と化して林道の続きがどうなっているのか分らない状態で適当に進むと、対岸に林道が見えたのでそちらに乗り移ることに。地形図では林道は沢沿いに直進となっているが、どのみち山頂はここより東側であり、対岸の尾根を登った方が山頂にはショートカットできるのであった。

・今の沢の水量は少なく渡渉に問題は無いが、土石流が発生した時は相当な水量だったのだろう。今は河原というより荒れ地だった。

・沢を横断して削られた岸の土の崖をよじ登って林道の続きへ。この付近は立木が無く近年に伐採されたようだ。残念ながら林道はこの伐採地でおしまいで、やはり地形図の林道とは別物だった。ここからは斜面を適当に上へと登ることにする。

・伐採地は日当たりがいいせいで棘付の矮小灌木があちこちに生えていて、ジャージのズボンでは防御しきれずに足のあちこちに小さな切り傷ができてしまった。これなら伐採地を避けて通常の樹林帯の斜面を登った方が良かったようだ。

・伐採地は標高差にすれば10〜20mほどで、すぐに自然林の斜面へと変わる。僅かに灌木がある程度で歩きやすい植生。

・標高770m付近で顕著な尾根に乗ると明瞭な道が登場。ただし最近人が歩いた様子は感じられず廃道に近いかもしれない。ただし藪があるわけではないので利用価値は大。所々の立木には赤いスプレーによる目印があった。

・しばし尾根上の道を進むが、道は泉山山頂とは逆方向の875m峰へと続いているようで、標高810m付近から進路が西に変わるので、ここで地形図を確認して道を離れて南へ向かう獣道に乗り換える。ここも藪は皆無でどこでも自由に歩くことが可能。

・すぐに南東に延びる顕著な尾根に合流する。これが泉山に続く尾根で、以降はこの尾根を進んでいく。この尾根にも道は無いが藪は皆無でとても歩きやすい。富山や新潟中越の低山もこのくらいの植生なら簡単に登れるのだが。本当に関東の植生は恵まれている。尾根を塞ぐ大きな倒木は乗り越えるのが面倒で北側を巻いた。

・770m鞍部手前で岩が登場するが巻く必要はなく真上を通過可能。鞍部から先も同じような藪の無い歩きやすい植生が続く。

・山頂への最後の登りにかかると尾根直上から右手斜面は赤松の植林へと変わるが、残念ながら地面付近は低い灌木藪が蔓延っている。それほど濃いわけではないが棘付が混ざっているので突っ切るのは痛い目を見るため、左手の自然林を迂回して登った。こちらは今まで通りの歩きやすい植生だった。

・最後は獣道を利用して南西に派生する尾根に乗り換えてから主尾根に戻り、少し進んだ小ピークが泉山山頂だった。意外にも山頂標識は皆無。一般的には三角点峰を泉山山頂としているのかもしれない。背の高い樹林に覆われて展望は無い。ちょうど山頂到着と同時に日の出を迎えた。

・帰りは往路を戻る。

 

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